■遠州織物発祥の地「初生衣(うぶぎぬ)神社」

 静岡県浜松市北区三ケ日町には古くから機織(はたおり)の祖といわれる天棚機姫命(あめのたなばたひめのみこと)を祀る初生衣神社があり、遠州織物の発祥の地の神社として当地域の繊維関連の事業者から崇敬を集めています。

 

 同神社では、1155年から三河の絹糸を用いて御衣(おんぞ)を織り、伊勢神宮に奉献する儀式を1885年(明治18年)まで730年間行っていました。このような機織りの神様をお祀りしているだけでなく、伊勢神宮に布を織って奉納する儀式を行っていた神社は全国的にも少ないといわれています。

 

 なお、この神事は、しばらく中断していましたが、1968年(昭和43年)に繊維業界の発展を祈念するため、遠州織物工業協同組合をはじめとする地域の繊維関連事業者が「初生衣神社おんぞ奉賛会」を結成して神事を復興して、現在も毎年4月(第二土曜日)に行われています。

 


 

遠州織物の起源(初生衣神社・うぶぎぬじんじゃ)のサイトは静岡大学情報学部杉山岳弘研究室にて作成しています。